「富岡町の誇り」夜の森の桜並木

国道6号から夜の森（よのもり）公園に続く道に、樹齢約100年のソメイヨシノが並び、全長2.2キロの道に約420本の桜が並び、福島県を代表する桜の名所ともなっています。

東日本大震災と原発事故により、長い間「帰還困難区域」となってた場所ですが、徐々に立入規制の一部緩和され、この桜並木も観桜が可能になり、再び多くの方が訪れるようになりました。

今回わたしは、夜の森の桜の「桜吹雪」を撮りたくて、少し時期を遅らせての訪問を計画。でもそんな時に限って、仕事や出張の予定がガッツリ入っており、さらに天気予報も良くない日が多く、ちょっと諦めかけていました。

でも、まずはとにかく行ってみようと思い立って、4月16日、深夜2時半に出発。11時前に到着すると、そこはまさに「桜吹雪」真っ只中でした！！！

しかもかなりの混雑を覚悟していたのですが、満開を過ぎたこともありほぼ独り占め！三脚も立ててじっくり撮影することができました(主に動画なので後日お楽しみに！)。そして、程よい感覚で風が吹いていたので、ちょうどいい感じで桜吹雪を楽しむことができました。

前回2021年に訪れた時は、まだ帰宅困難区域で入ることのできなかった、夜の森公園沿いの桜も、間近から楽しむことができました。

ここは2022年に帰宅困難区域が解除されてところですので、実に11年間入ることのできなかった場所です。

震災前、妻とよく訪れところですし、夜の森公園のバスケットボールのリンクで時々練習していたので、本当に懐かしい場所で、またこうして歩くことができ、そして町民の方が歩いていたり、車が通っていたりする風景は感慨深いものがありました。

▼こちらはJR夜ノ森駅沿いの桜たち。ここは隠れた名所です(と勝手に思っている(笑))。

なんとか天気ももってくれて、暗くなるまでたっぷりと撮影を楽しむことができ、復興していく富岡町に想いを馳せることもできました。

町の人々の帰還をずっと待ち続けていた桜。これからは町の復興をずっと見守ってくれることでしょう。また来年も会えたらいいな。